令和3年と「CODE OF JOKER」
↑サムネ用の『三叉・トリシューラ』
3Dモデルだと腰をクネクネかわいい
時に、西暦2021年。
日本人の3人に1人がシャドウバースをプレイし、残りの2/3がハースストーンをプレイする、まさに世は大DCG時代。
栄えるコンテンツがあれば忘れられるコンテンツもあります。クロノマギアもアルテイルネオもゼノンザードも、思い出した時には既に息を引き取っていました。
今でこそ『混沌の流儀』を振り回して遊んでいるような僕ですが、始めて触れたDCGはスマホ向けのものではなく
アーケードDCG「CODE OF JOKER」でした。享年6歳。
おととしまで稼働していたのでゲーセンで見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。
特徴は何といっても「基本プレイ無料」であること。世の中には100円玉で種火を集めるゲームがあると聞きますが、COJは自動回復ありのスタミナ制で、無一文でゲーセンに行っても2試合は遊べました。毎試合カードが貰えるので細々とですが資産も増える親切設計。
終わったゲームの説明を延々していても仕方ないのですが、これは終わったゲームの記事なんですよね。
別に今日はCOJ稼働何周年記念でもないし、続編の制作もアニメ化も実写ドラマ化も決まってませんが、それでもわざわざこんな記事を書きだしたのは「寂しいから」これに限ります。気持ち悪いなあ。
寂しいポイントその①・COJネタが周りに伝わらない。
例えば、僕の周りの人間は結構な割合でシャドウバースをやっているので、出し抜けに「ミズカラ◎$♪×△¥●&?#$! %◎&@ヒトノコヨ!」と言ってみても「ああ、ゼノ・イフリートのファンファーレボイスだな」となることが多いです。しかしCOJを知っている人間は陰茎で数えられるほどしかいないので、いきなり「あっつーい、滾ってきたわん♡」と言ってみても「ああ、ムラムラしてるんだな」となるだけで「ああ、パイモンの能力発動時ボイスだな」とは残念ながらなりません。現代日本で「パイモンだな」となりたければ「マスコット以下じゃないか!」ぐらい言うしかありません。
↑パイモン。改めてみるとすごい絵だ
寂しいポイントその②・日の目を見ないカードたち
別にCOJに限った話ではないけれど、サービス終了したゲームのキャラクターなどを眺めてるとなんだかトイストーリー3を観たのと同じような感情が沸き上がってきます。
まずカードイラストが良い。上にも何枚か挙げた他にも印象的な作品がいくつもあります。女の子は肌色多めで目に優しい傾向です。
↑風紀委員マコ。ハイヒールの上靴とか骸骨のセーラー服とか黒板になった翼とか「うおおお属性!属性!」って感じの後先考えないデザインがたまらんおもろい。
↑魔天ルシファー。衣装に「着られている」ようなちぐはぐ加減が可愛い
↑妖刀・村正。セリフが「その命…貰い受ける!」。ゲイボルグは別でいる。
またこのゲームでは試合中召喚したユニットは3Dモデルで現れます。能力や行動ごとにボイスとモーションがあったり、ホロレア仕様のカードはセリフも別だったり、なんやかんや細部に結構力が入っていてとても賑やかでした。
カードイラストは全部ここで見れます。
ボイスと3Dモデルは現状当時の動画とかでしか確認できないみたいです。いつかリメイクとか、家庭版とか、なんらかの形で再びこの作品に触れられたらいいな、みたいなことを思いつつ。
オチもなく。